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2005/09/21 (Wed) 15:25

我が家の周辺は地区ごとで出せるゴミが違ってたりするので、
ゆうべも大量のペットボトルを抱えて近所のスーパーにチャリで向かったのだった。
我が家のチャリは全部で三台あり、
それぞれアメリカ生まれの「ジャガー」にスウェーデン生まれの「ボルボ」、
あと単にメタリックってだけで馬っぽい名前だから「シルバー」と三車三様である。
とりあえず「大気は一日不安定」「夜から大雨」ってめざましで皆藤ちゃんが言ってたから、
中でも路面の変化に素早く対応できて相性もいい「ボルボ」を選択。
ユビキタスレボリューションばりのスムーズなチューニングを済ませて家を出た。

そして現地で一通りペットボトルを捨てきったところで、
よく遊びに行く知人のおばあちゃん宅に苺ヨーグルトがもう少ないことを思い出した。
ストックというのは「ないない」で育てられた人間ほど強く意識するもので、
自分のような、団塊世代に育てられた飽食世代出身者にはとんとして頓着がない。
たとえばコンビニで毎晩バイトしてたときも、
店長の小西からモップ&ワックスがけと同様、口酸っぱく言われていたのが在庫管理で、
でも彼がダイノジの大地君に激似だったもんだから、
幼少期に松平定信もびっくりの質素倹約を親御さんから申しつけられたり、
煮え湯を飲まされていたとしてもそんなこと下っ端の我々には知ったこっちゃないって話で、
いつ小言の合間に「小西ですけどお」って言われるかと思うとイライラは募る一方だった。
結局同僚と示し合わせて監視カメラの回ってない、
見事に「直線の死角」と呼べる場所で廃棄食料のほとんどは食い潰していたし、
水商売の姉ちゃんにくっついてヒモの真似事のような生活を送っていた頃も、
「この封筒一応渡すけど絶対すぐ空けちゃダメだからね、空けても浸かったら承知しないよ。」
って二段階のくさびを打たれても逆にそれが仇となってアパートを追い出されたのだった。
まあ自分はこれでもよかったんだけど、ことおばあちゃんに至っては死活問題で、
朝昼晩の食事と同等いやそれ以上のウェイトを日常に占めているのではないかというほど、
彼女のヨーグルトに対する執着心たるや目を見張る物があった。
よっぽど鼻先に人参をぶら下げられながら走らせても貰えない駄馬以上に屈辱的な、
ヨーグルトにまつわる何らかのトラウマを抱えているに違いないが、
とにかく同じヨーグルトでもブルガリアやらチチヤスやらナチュレには見向きもしないし、
ましてやちょっと背が縮んだからって子供扱いしてプチダノンなど差し出そう物なら、
丑三つ時に「八つ墓村」の山崎努よろしく狂気の形相で起き上がったかと思えば、
炊飯器からおこげのついた白飯をありったけしゃもじに積んで、
フロア全面ショッキングピンクで誂えた我が家の自室へ夜這いをしかけてくること必至である。
つまり「おばあちゃんの死活問題」が引いては「自分の死活問題」なのだ。
しかし、ここで我々の前には最大の壁が立ちはだかる。
最大の壁、それはおばあちゃんが恐ろしく「面食い」ということだった。
そのハードルたるや結婚相談所の条件絞り込み型ピックアップシステムに匹敵する高さで、
イシンバエワが名のある大会で一センチずつ記録を更新していく小憎たらしさというか、
一つ例を挙げれば同じ「アロエヨーグルト」でも、
本体はともかく、果肉が入ってる時点でスリーアウトチェンジゲームセットなのである。
あれの売りといったらあのぷちぷちっとした食感の果肉に尽きると思うのだが、
あのぷちぷちが口の中に入った瞬間、真っ先にちり紙を取り出してペッとやってしまうのだ。
とはいえプレーンヨーグルトもあまりお気に召さない様子で、
まず考えなければならないのは消費者の需要であるから云々といろいろ考えた結果、
何も買わずに帰ることにしました。シェークでも作るよおばあちゃん。

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