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2005/07/28 (Thu) 15:40

昨日に引き続き図書館の話。

なんか都内の図書館にもここ数年でIT化の波がどっと押し寄せてるみたいで、
個人のパソコンからでも見られる蔵書のデータベースと予約システムができた。
データベースから読みたい本をピックアップして、
貸出や予約がない場合は2日以内に近所の館内へお取り寄せ可能となっている。
便利っちゃ便利だし、いい仕組みだとも思う。
ただ、自分より先に100人200人が予約してると分かればげんなりするのも事実だ。
現在予約の多い本をランキングで表してみた。

① 「いま、会いにゆきます」 市川拓司
② 「ダ・ヴィンチ・コード(上)」 ダン・ブラウン
③ 「電車男」 中野独人
④ 「対岸の彼女」 角田光代
⑤ 「頭がいい人、悪い人の話し方」 樋口裕一
⑥ 「ダーリンの頭ン中」 小栗左多里
⑦ 「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」 J.K.ローリング
⑧ 「ダーリンは外国人」 小栗左多里
⑨ 「魂萌え!」 桐野夏生
⑩ 「かいけつゾロリたべられる!!」 原ゆたか

一過性の流行本がほとんど。文芸はおジャマ程度である。
中でも驚愕なのは1位の「いま会い」で、たったいまの予約数が「811件」とある。
なんだその天文学的な数字は。
800人が読み終えるまで辛抱するくらいならさっさと買えよって話だ。
10位の「ゾロリ」も347件と無駄に頑張っている。子供は待ちくたびれないのか。
一方、電車とハリポタはともかく「頭がいい人」と「ダーリン」は面白かった。
といってもあくまで立ち読み。いざ買うとなると財布が悲鳴を上げる。
あと11位以下では宮部みゆきや村上龍の上下巻がしのぎを削ってるんだけど、
「ダ・ヴィンチ」はなぜか上巻だけが2位にランクイン。物見遊山の脱落者が多そう。

そして、ランク外で目を引いたのが金原ひとみの新作「AMEBIC」。29件。
他の図書館のも含めて最低でも10冊は置いてるだろうから、
今読んでる人と、読みたいと思ってる人を引っくるめると結構な期待値になる。
そういえば昨日、「か」の棚には「蛇にピアス」も「アッシュベイビー」もなかった。
金原、人気なのか?
本屋から「文藝春秋」が消えたときとは違う「人気」が定着してるのかもしれない。
最近の彼女は見ようによっちゃキルスティン・ダンストだったり小柳ゆきだったりと、
どっちにしろ「恐ろしくガリガリちゃん」という点では共通していて気にはなる。
でも金原、本当に人気なのか?
その点、4位の角田光代は作家としての究極形を「情熱大陸」で語っている。

小説はいろいろな読み方ができるし、
それはすごく自由だけど、
その自由な中で一番つまらない読み方は、
作者と結びつけて考える読み方だと思う。
歪んだ家族を書けば、歪んだ家族だったのですか、とか。
いじめを書けばいじめに遭ったのですか、とか。
もし、その小説を面白かったと評価するのであれば、
評価すべきは、作者の想像力であって、
作者のプライベートではない。


金原ひとみはどうかしらん。
「絶対ダブらない」とは言い切れない作風を持っているのは確かである。
インタビュアーが彼女の口の中を覗いてスプリットタンを確認しようとし、
手首をチラ見してリストカットの痕跡を認めるみたいなことがないともいえない。
で、今回の「AMEBIC」。
以前から自分のパソコンに錯乱状態で書きためていた文章がモチーフだそうだ。
「なんだ『酩酊ブログ』と同じじゃん、というコメントは差し控えたい。
なぜって、世に出回る酩酊ブログの大半に『AMEBIC』ほどの価値がないからである。
ブログの場合、酔ってラリって書いた文章も当然すべて管理人に責任があって、
手直しするのも本人だし、公にするもしないも酔ってラリって書いた本人次第。
処女作で芥川賞を貰うほどの才能に、優秀な担当編集がついてるのとは訳が違う。」
とかいいつつ、自分金原ファンじゃないし。未読だし。

話を「ガリガリちゃん」に戻すけど、
「AMEBIC」から逆行するように「アッシュ」と「蛇」の取材記事を読んでみたら、
このころの宣材写真は二の腕も太くてずっと健康そうだった。
晩年のマーロン・ブランドは一瞥して「こんな太りたくねえ!」って感じだったけど、
彼女なんかを見てても人間痩せてりゃいいってもんじゃないよって気がする。
かくいう自分も最近は食欲減退気味なので、
蛇だろうがアミーバだろうが、滋養のつく物なら何でも戴かなければと思った。

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