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2005/07/31 (Sun) 23:59

もしツア
旭川にある旭山。今年こそはエゾの帰りに寄るつもり、でした。
そういえば同じフジの「ザ・ノンフィクション」でも取り上げられてた。知床効果か?
ともあれ北海道の動物園で集客率日本一っていうのはすごいし実際見たい。
本当のところを言うと、2002年のエゾに参加したとき行く予定があった。
まずはフェスの一週間前に北海道上陸を果たして札幌市内を観光、
道道をひたすら走って富良野に着いたらラベンダー畑を通ってワイン館で試飲、
次に旭川の山頭火で醤油ラーメン食ってその足で動物園へ直行、という計画である。
あと網走で木彫りのニポポを買ってクリオネも見に行くはずだったのに、
結局ラーメン食った足で直行したのはすすきのだった。でもよく頑張った!感動した!
ちなみにオフィシャルはこちら
番組では、地上から見上げると柵越しにヒョウの腹が覗ける仕掛けが気になった。
山田花子が「近い!近いわあ!」ってえらい興奮してたんだけど、
もしヒョウが真上からうんこ垂らしたら自分だだかぶりやんと残酷なことを思った。

石川県伍参市
主題歌とつぐみと本谷有紀子の顔出しだけ気にしてた深夜ドラマ。
スカパラの「にがい涙」というカバーだそうです。ファースト「スカパラ登場」に収録。
ヒッキーという役設定のせいか櫻井君の顔がややむくんで見えたのと、
「青い春」の頃と比べてかなりマッチョになった高岡蒼佑に軽い時代の流れを感じた。

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2005/07/30 (Sat) 13:02

赤ちゃんはどこからくるの
知らんよ。ウアホー!

今年もやります音楽祭
「あかどこ」もいいけど、ビートルズの「赤いの」はもっといい。
ちゃちいんだけど、「青いの」と比べると「ついふらっと聴き」してる回数が多い。
別名「白いの」より白いの出まくりというか、
初期衝動先行型のちんこ丸出し感がどうもしっくりくるというか、
どうにもしっくりきてほしいというか、ジョン可愛いよジョン!というか、
なんかこう「今日は刺身本体よりツマ!」「ビフテキよりもやし!」みたいな、
ごくごくあっさりさっぱりしたものを食いたい瞬間が一日のどっかで必ず訪れるのだ。

てなわけで
「ラララーララルンルンラー!ラララーララルンルンラー!」と、
「From Me To You」のイントロだけ歌いながら新宿三丁目をぷらぷら歩いてると、
「○に伊」でおなじみの伊勢丹前にいつも同様、カラーウサギの店が出ていた。
んで、その横にはウサギに群がる女性を呼び止めたい手相見がいて、
その周りでは手相見にしたたか凹まされた彼女らを霊感商法が手ぐすね引いている。
猟を始めて間もない小熊が食い散らかした鮭を狙う狐と、
狐がイクラを残して立ち去るのを待っているその他小動物のように見えなくもないけど、
そんな比喩以前にもう見事な人生の縮図というか、
弱肉強食のライフサイクルが半径10m以内にばっちりできあがっている面白さ。
なかなかどうして占い、隅に置き忘れたいけどやっぱり置けない。
たとえそれが「インスタント占いツクレール」の即席占術だったとしても、
本職が鼻で笑う信用のなさがかえって「ちゃちい!キャワ!」と逆効果だったりする。

う○こ占い
んで、即席占術の中でもオモロだったのがこれ。
悪態日記(id:sahya)で紹介されてたのでちょっと気になってたら、
ビスコさんのブログ(id:bisco)でも取り上げられてて俄然やる気に。
関係ないけどドット絵で見るABCKってYMCKぽいな。診断結果は以下の通り。

obeccaさんは【一本ぐそ】です!

一本ぐそさんのあなたは、自分をあまり飾らず、
一本ぐそなだけにありのままの姿を表現するタイプ。
嫌いなものは嫌いだし、怒りたいときは怒る。
まさに一気に出したときの気持ちのよさです。
スッキリした性格なので、
付き合っていてとても気持ちがいいと思われているでしょう。

obeccaさんの開運物まねは、UFOにさらわれた外国人です!


よしきた、今日から俺は「男一本ぐそ大将」とでも名乗ることにしよう。
あにわか雨だベランダの洗濯物取り込まなお蝉が止ま小便引っかけらくせえ!

2005/07/28 (Thu) 15:40

昨日に引き続き図書館の話。

なんか都内の図書館にもここ数年でIT化の波がどっと押し寄せてるみたいで、
個人のパソコンからでも見られる蔵書のデータベースと予約システムができた。
データベースから読みたい本をピックアップして、
貸出や予約がない場合は2日以内に近所の館内へお取り寄せ可能となっている。
便利っちゃ便利だし、いい仕組みだとも思う。
ただ、自分より先に100人200人が予約してると分かればげんなりするのも事実だ。
現在予約の多い本をランキングで表してみた。

① 「いま、会いにゆきます」 市川拓司
② 「ダ・ヴィンチ・コード(上)」 ダン・ブラウン
③ 「電車男」 中野独人
④ 「対岸の彼女」 角田光代
⑤ 「頭がいい人、悪い人の話し方」 樋口裕一
⑥ 「ダーリンの頭ン中」 小栗左多里
⑦ 「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」 J.K.ローリング
⑧ 「ダーリンは外国人」 小栗左多里
⑨ 「魂萌え!」 桐野夏生
⑩ 「かいけつゾロリたべられる!!」 原ゆたか

一過性の流行本がほとんど。文芸はおジャマ程度である。
中でも驚愕なのは1位の「いま会い」で、たったいまの予約数が「811件」とある。
なんだその天文学的な数字は。
800人が読み終えるまで辛抱するくらいならさっさと買えよって話だ。
10位の「ゾロリ」も347件と無駄に頑張っている。子供は待ちくたびれないのか。
一方、電車とハリポタはともかく「頭がいい人」と「ダーリン」は面白かった。
といってもあくまで立ち読み。いざ買うとなると財布が悲鳴を上げる。
あと11位以下では宮部みゆきや村上龍の上下巻がしのぎを削ってるんだけど、
「ダ・ヴィンチ」はなぜか上巻だけが2位にランクイン。物見遊山の脱落者が多そう。

そして、ランク外で目を引いたのが金原ひとみの新作「AMEBIC」。29件。
他の図書館のも含めて最低でも10冊は置いてるだろうから、
今読んでる人と、読みたいと思ってる人を引っくるめると結構な期待値になる。
そういえば昨日、「か」の棚には「蛇にピアス」も「アッシュベイビー」もなかった。
金原、人気なのか?
本屋から「文藝春秋」が消えたときとは違う「人気」が定着してるのかもしれない。
最近の彼女は見ようによっちゃキルスティン・ダンストだったり小柳ゆきだったりと、
どっちにしろ「恐ろしくガリガリちゃん」という点では共通していて気にはなる。
でも金原、本当に人気なのか?
その点、4位の角田光代は作家としての究極形を「情熱大陸」で語っている。

小説はいろいろな読み方ができるし、
それはすごく自由だけど、
その自由な中で一番つまらない読み方は、
作者と結びつけて考える読み方だと思う。
歪んだ家族を書けば、歪んだ家族だったのですか、とか。
いじめを書けばいじめに遭ったのですか、とか。
もし、その小説を面白かったと評価するのであれば、
評価すべきは、作者の想像力であって、
作者のプライベートではない。


金原ひとみはどうかしらん。
「絶対ダブらない」とは言い切れない作風を持っているのは確かである。
インタビュアーが彼女の口の中を覗いてスプリットタンを確認しようとし、
手首をチラ見してリストカットの痕跡を認めるみたいなことがないともいえない。
で、今回の「AMEBIC」。
以前から自分のパソコンに錯乱状態で書きためていた文章がモチーフだそうだ。
「なんだ『酩酊ブログ』と同じじゃん、というコメントは差し控えたい。
なぜって、世に出回る酩酊ブログの大半に『AMEBIC』ほどの価値がないからである。
ブログの場合、酔ってラリって書いた文章も当然すべて管理人に責任があって、
手直しするのも本人だし、公にするもしないも酔ってラリって書いた本人次第。
処女作で芥川賞を貰うほどの才能に、優秀な担当編集がついてるのとは訳が違う。」
とかいいつつ、自分金原ファンじゃないし。未読だし。

話を「ガリガリちゃん」に戻すけど、
「AMEBIC」から逆行するように「アッシュ」と「蛇」の取材記事を読んでみたら、
このころの宣材写真は二の腕も太くてずっと健康そうだった。
晩年のマーロン・ブランドは一瞥して「こんな太りたくねえ!」って感じだったけど、
彼女なんかを見てても人間痩せてりゃいいってもんじゃないよって気がする。
かくいう自分も最近は食欲減退気味なので、
蛇だろうがアミーバだろうが、滋養のつく物なら何でも戴かなければと思った。

2005/07/27 (Wed) 18:00

えー、
世間一般では気の合う仲間を「ツーのカー」なんて申しますけれども、
もっぱら私の場合、そんな風に呼べるような奇特な輩が周りにおりませんもので、
せいぜい自分を「ミーのハー」と称してですね、
やれ似た者同士だなどとくだらないことを言って騒いでるのが必定でございます
とまあとりつく島もないような枕をかましたところで、
本日も世界中を愛と平和で誑かすくそ日記をお見舞いしようと思う。

今日は久しぶりに図書館へ足を運んだ。
近年まれに見る地味さを誇った本年度直木賞の選考会で、
見事栄冠を勝ち取った朱川湊人の「花まんま」を借りる順番が回ってきたからだ。
「気さく」を絵に描いたような受付のおばさんが貸出の手続きをしていると、
「なんのかーおりーなんのかーおりー、ごみのかーおーりー」
というお囃子がどこからともなく流れてきた。というか漂ってきた。
前々から気にはなってたんだけれども、
あの歌が流れてるCMは間違いなくウィンナーソーセージが売り物のはずなのに、
なぜかマスコットキャラクターは「楽しいムーミン一家」で、
ならばボーカルも岸田今日子が担当しているのかというとそういうわけでもなくて、
どちらかというと「ストレッチマン」に出てくる「まいどん」に声は近かった。



でも今はそんなことどうでもよくて、
早い話が目の前にいるホームレスの悪臭をどうにかしたかったのである。
髪は染めてないのに黄色く、革ジャンは洗ってないのに茶色く、
その潜在的素質ときたら「消臭力」のCMオーディションでパツイチ合格しそうだった。
そんな彼が突然、携帯から大音量で大塚愛の「さくらんぼ」を流し始めたので、
急にロービットの音楽が聞きたくなってゲームのサントラも借りることにした。
植松伸夫の91年作品「ファイナルファンタジーIV」。最高やね。
小学校時代のあだ名が「フースーヤ」だったのを思い出したよ。理由は忘れたけど。

2005/07/26 (Tue) 12:41

数学嫌いが数理社会学の入門書を読み始めた。
さすが単語の端々に「数」と「学」という文字がついてるだけあって、
「数理社会学を勉強するからには数学の知識がある程度必要」と書いてある。
まあこの「ある程度」というのが得点圏の元木並みに曲者なわけだけど、
わからないなりに読んでてもいくつか触発される部分はあって、
「洗濯物を箪笥にしまうのが億劫で積み重ねるような横着者ほどボケやすい」
という命題をなぜだか急に検証してみたくなった。やりかたはしらん。

2005/07/25 (Mon) 09:07

終業式帰りの男子中学生が美容院で、
「今日はそのあの、だだだ『ダブルカラー』でお願いしまっす!」
とかなり意気込んでてつい噴き出してしまった。

若いからか単純に使い慣れてないだけなのか、
丁寧語を用いるときの彼は
「その」と「あの」の後に必ず読点を割り込ませたり、
「しま」と「す」の間にちっちゃい「つ」を挟ませているところがすごく幼い。
あとは「アリシア・キーズ」って言えないから「アリーシャキーズ」、
「デスチャ」「ビヨンセ」じゃなくて「デッチャ」「ビョンチェ」。毎日楽しそうだ。
それから「邦楽聞かないの?」と担当の男の子が聞くと、
「だってかったるいじゃないっすか」と男子中学生は言った。
何がかったるいのかわからないけど
僕も、僕の髪を切ってた女の子も「そんな気がする」という顔をした。

とにかくそんな気がした。
なぜかはじめはわからなかったけど、そのうち「たぶん若さのせいだ」と思った。
あのころASTELだった僕らと違って今の彼らはFOMAだし、
「うちら『ストニュー』世代だったよね」とか
「弓削君かっこよかったー」と懐かしんでる僕らには、
彼らの読んでる雑誌なんてジャンプやマガジン以外見当もつかない。
でも男子中学生とおんなじように、
邦楽をかったるく感じ、大人しくない髪型に憧れる時代はたしかにあった。

年を取っているのだ。忘れつつあるのだ確実に。
先を越されることはないにしろ、開いたギャップは埋まりも縮まりもしない。
「まだ七、八歳しか違わないじゃん」と強がってみても使ってるのは漢数字だし、
算用数字に変えても「もう7、8歳」。事実は変わらないし抵抗の余地もない。
でもフロアいっぱいに「ウルルン滞在記」のテーマが流れると、
下條アトムの「であったー」という物真似をするのだけは一緒で笑った。

2005/07/22 (Fri) 18:45

我が家が絶賛断水中だ。

もうかれこれ二時間以上になる。軽くやばい。工藤静香の脇腹より深刻である。
つーか、ただでさえニール・ヤングやソニック・ユースも顔負けの爆音なのだ。
何が?もちろん、水道管工事がである。
昼に再放送してる「長七郎江戸日記」は、まず高品格や火野正平の声が聞こえないし、
何より「俺の名前は印籠代わり」という里見浩太朗の名調子が耳に響いてこない。
かといって、チャンネルをいぢったところで他の局も変わらない。
ブラウン管越しに「さあ吹き込んでくれ」とでも言いたげなタモリの口が映るだけだ。
そして今日はついに断水。水も飲めない。

加えてこういうとき、
「断水するんで!」と言われた当座は「屁でもない。」と強がるくせに、
いざ始まるとすぐ弱音を吐けてしまうのが、自分の可愛さ余って憎さ百倍なところだ。
「んああ、おしっこしたくなっちゃった。」と、坊屋三郎みたいなことも平気で抜かす。
とにかく、水が出ない以上、おしっこもつべこべ言わず膀胱に溜め置くより仕方ない。
しかしこの膀胱、弁当箱に入れるソースのミニボトル程度しか容量がなかったため、
わずか3分ですっかり堪え性のない駄々っ子と化した私は、
まるで三谷幸喜のドラマに出てくる西村雅彦のような挙動不審ぶりを発揮し、
気を紛らわそうと小説を手に取れば、「オテル・モル」というタイトルから「漏る」を連想、
冷や汗をかいたのでエアコンを付ければ、設定温度が低すぎて尿意に拍車がかかり、
だったら冷や汗じゃなくて普通に汗かいて水分を出せばいいんだという発想で
逆に設定温度を30度まで上げたら、汗と一緒に意識が飛んだ。

2005/07/21 (Thu) 11:48

今「明日DJやってくんね?」と頼まれたら
やったことないけど用意しとこかな、と思った8枚。(曲名クリックで試聴できます)


「You Can't Hurry Love」 by Diana Ross & The Supremes


「Lust for Life」 by Iggy Pop


「DIAMONDS」 by Princess Princess


「太陽は罪な奴」 by Southern All Stars


「MajiでKoiする5秒前」 by 広末涼子


「Winter Bells」 by 倉木麻衣


「Last Nite」 by The Strokes


「Are You Gonna Be My Girl」 by Jet

2005/07/20 (Wed) 16:04

家の前が絶賛工事中だ。

昨日からガスと電気と水道管がまとめて行われている。見物客もいたりする。
うざい。うるさい。だまらっしゃい。
と発狂したい気持ちは山々だけど、この炎天下で汗を流すあんちゃんたちに罪はないし、
もし彼らが一斉に「やーめた。」とドリルやらトンカチやらを置いてしまったら、
ここいらの住人が出したばっちいうんこは、腐って土になるまで現物として残ることになる。
そいつは困る。食事中の皆さんごめんなさい。でも我々には死活問題なのだ。
話は変わるが、自分は新聞を読むときに音読しないとまるで頭に入らないタチで、
「38歳会社員です。妻から『寝室を別々にしたい』と言われました…」
というヒロシみたいな朝刊のお悩み相談なんかも、わざわざ声に出して読んでいる。
そして、自分のつたない朗読などまるで聞く耳持たずといった感じで、
アスファルトやコンクリを削る重機の「だだだっ」という轟音が一日の始まりを告げる。

そんな苦境に追い打ちをかけるかのごとく、今朝から心底だるい。
どうやら食あたりらしい。買って半日放置した刺身がいろんな意味でまずかったようだ。
まずつむじのあたりに一個だけ腫れ物ができたのだが、
髪を洗う際これに気付かず、かなり強い力でごりごりとやったのも良くなかった。
膿が出て腫れが大きくなり、耳や喉も痛くなりだしたのである。
味噌汁でも飲むかと玉葱を刻めば、涙と一緒に吐き気まで込み上げてくる始末。
お茶を飲んでも味覚が無し。しまいには椅子から立てなくなってしまった。

で、作家の日記である。
金欠に病欠という体たらくで書店に足を運ぶ回数もめっきり減った人間にとって、
すでに名の知れた作家がひっそりこっそりとウェブに書いている日記は嬉しい。
凡人から見ればなんてことない日々の徒然も、
物書きを生業としている彼らの手にかかればホラーにもファンタジーにもなる。
また、店頭に並ぶ小説が「売る」とか「読ませる」といった目的を少なからず孕んでいる分、
日記だと凝り固まった部分もなく、逆にひどく脱力しているのでそのギャップも楽しめる。
ちなみによく覗かせていただいているのが絲山秋子の「何様日記」で、
最近だと「直木賞に選ばれてたら偽善をするつもりだった」という一文が痛快だった。

2005/07/19 (Tue) 23:59

昼下り、本屋でレジに並んでたら前にいたおっさんに謝られた。
おっさんは広辞苑でも大辞林でもないが、とにかくえらく分厚い本をカードで買ったようで、
オカダさんという愛想のいい女性店員との「分割でええか?」「よろしく哀愁。」という、
他愛もない一連のやりとりや名前を書かされている光景が何とも微笑ましく、
何とはなしに眺めていたら何とはなしに邪悪な視線を感じたのか、
突然こちらを向いて「もうすぐおわるさかいどうもかんにんね!」と笑顔で言った。
参った。別にこちとら舌打ちをしたわけでもないし、つーか本当に何とはなしだったのだ。
つーか本当に何とはなしなのを見透かした笑顔だったのではないだろうかとわなわなした。
しかしわなわなだけでは間が持たず、こちらも笑顔で「いえいえ!」と返してみた。
みたはずが実際に口から出たのは、「ウィウィ!」という得体の知れない擬音だった。
「Oui, oui!」よりは「Whee, whee!」の方がミスター・ビーンぽくて好きだなと思った。

2005/07/18 (Mon) 23:59

愚痴は自分だけじゃなく他人にもネガティブなエネルギーを与えるらしい。
「疲れた」「つらい」といった否定的な言葉を口に出すことはある種の宣言と同じで、
これが耳経由で誰かの脳に入ると、その人の脳細胞はストレスで減少してしまうという。
たしかに、後ろ向きなことばっか言われてると顔や体型までそれらしくなる。
口が「ヘ」の字になり、眉が「ハ」の字になる。毛先も細くなるし、逆三も釣り鐘になる。
もしこれが事実なら、まず梅雨入りだの梅雨明けだのという宣言をやめてほしい。
私は正直、昨日と今日の暑さの違いがわからなかったのだが、
よくよく思い返してみると、今日はやけに「アツイ」という声をたくさん聞いた気がする。
「梅雨明けると違うねマジで(アツイ)」「だね。もう紫外線強くて(アツイ)」てな感じで。
なぜだ。梅雨明けを知ったからだ。で私は知らなかったから何も感じなかったのだ。
いや単に自分が鈍いだけか。まいいや。
ほとんどの人が梅雨入りしたと聞けば「じめじめしてやだなあ」と思い、
梅雨が明けたと聞けば「もうあついのしんどいよ」とグチグチ漏らしたくなるのだろう。
「宣言」が人をネガティブにし、ネガティブになった人がまた別の人をネガティブにする。
悪意もないのに悪循環。などと屁理屈をこねくり回しながら、
やっぱ梅雨明けたらビール飲まんときっついなあって本末転倒やんと私は喉を鳴らした。
今夜の肴は、千切りにした山芋の上に鰹節と醤油を少しかけた和え物と、青椒肉絲。
チンジャオロースーなのかロースなのかはっきりさせてよ、とか
どうしてロースーかロースのどっちかでATOKは一発変換できないのよ、とか
そもそも何食ったかなんてどうでもいいじゃんよ、といった愚痴満載の日記でした。

2005/07/17 (Sun) 22:59

アニメの主題歌とかいう御託抜きでYUKIの新譜ばかり聴いている。
菊池成孔がbounceの連載で書いてる通りだ。「もう泣きそう」なほどに良い。
ちょっと思いついて「ドマラチック」でググってみたらなんと264件もヒットして、
うちほとんどがタイプミスと知って軽くやるせないのだけれど。

今だから話せる、というわけではなく当時も話題に上っていたことだが、
「Orange Sunshine」の頃のYUKIは相当すごかった。お世話になりました。
またある年の学園祭でも、感謝してもしたりないほどの恩恵を彼女から授かっている。
学祭。ああいう一世一代のイベントで自分たちの出し物を考える際、
男子が重要視するのは「いかに手っ取り早く女子を呼べるか」。それだけだ。
おうちに帰るまでが遠足であるように、セックス単体が青春ではない。
そこに至る過程や失敗談、後日談もひっくるめて初めて「青春」と呼べるのだ。
僕たちはない知恵をぼろ雑巾になるまで絞って、
結果「占い」と「お化け屋敷」、「カラオケ」の3つ全部やるといって担任を激怒させた。
その後すったもんだあってどうにかゴーサインは出たものの、
幼稚園のお遊戯会でサンチョパンサをやった経験もある演技派の僕は、
お化け役だけは譲らないつもりだったのに、くじで「『カラオケ』班の音出し」に決定。
やむなく当日は悔し紛れに黒のエクステを付けた。ゆら帝のベースみたいだ。
「マヤ、お前は『不遇のDJ』という仮面を被るのよ!」と自分に言い聞かせ、
「モダンタイムス」に出てくる機械的な労働者のようにひたすらCDをかけまくったが、
結局アイコを歌ったのが5人、安室が3人、ELTが2人、あゆが1人。
みんな主催者側の人間だった。男子である。あほかお前ら。
あとコタニキンヤよろしくラジカセ片手に「そばかす」を熱唱した者も1名いた。俺だ。
そして、誰もが捨て鉢になったところでチャイムは鳴った。
がいぶのかたはおきをつけておかえりください。黙れ校内放送。
おい嘘だろ。やっべ終わったまじ学祭終わった。
「あのさ。」誰かが口を開いた。
「せっかく持ってきたCDもったいねえから『サライ』歌わね?」
時同じくして、すぐそばの美術室では、
同級がペンキ入りのバケツを地上の来場客にぶちまけて収拾がつかなくなっていた。
騒ぎを聞きつけ捨て鉢気分にいっそう拍車のかかった負け犬どもは、
「お化け屋敷」班から衣装と、「占い」班から化粧道具を借りて女装に取りかかった。
濃いめのリップ、チークに睫毛にアイシャドウ。胸板にゴムボールを挟めば完璧だ。
バックでは朗々と加山雄三が歌っており、着替えの済んだ者から合唱に加わる。
端から見れば鳥獣戯画である。
だがまもなく、僕たちの視界にも予想だにしない光景が飛び込んできた。
女子だった。あれほど来い来いと念じ続けた女子が群れをなして大挙してきたのだ。
どうやら、「なんかゲイバーあんだけど!」との口コミが広まったらしい。
「しかも歌ってるし!」「つーか『サライ』かよ!」「キモ!」と笑い声を上げる女たち。
あげく合いの手まで入れ出す始末。男たちは奮起アンド勃起した。
かつてウォーホルは「誰でも15分間だけは有名人になれる。」という名言を遺したが、
僕たちもたった数分の音楽で平成のハーメルンになったのである。
こうして改修前の古びた教室もほんの数秒で新宿二丁目アドヴォケイズ・バーとなり、
駆けつけた担任に張り倒されるまでの約15分間、
その場に居合わせた者は一生忘れることのできない酒池肉林の宴を繰り広げた。
代償として「カラオケ」班全員の顔がりんご飴になったことはいうまでもない。

ふと、「ドラマチック」のPVを思い出した。
YUKIのライブをテレビでぼんやり眺めているブス可愛い雌の熊が住む一軒家に、
同じくブス可愛い雄の熊が四つ葉のクローバーもどきで誂えた花束を抱えてやってくる。
彼がドアを開けるとついでに蜂たちも巣ごと入り込んできて、
雌の熊が焼いたばかりのホットケーキになみなみとハチミツを垂らす。
やがてハチミツの黄色はクローバーの緑とともにモノクロの世界を染めていき、
ドロドロのハチミツと化した海をブス可愛い熊2頭が船で漕ぎ出していく、というお話。
でもなんで思い出したんだろうと我に返ると、
今まで寝ていたテンピュールのベッドが汗と涙とよだれに濡れていたのだった。

2005/07/16 (Sat) 23:46

ゴールド免許の知人が白バイに停められた。
「背後の自転車と接触する危険があったから」だそうで、罰金九千円払わされたという。
ふざけた話だ。車道を悪びれもせずのさばっていたチャリに責任はないというのか。
しかし当のチャリ野郎はどさくさに紛れて逃げてしまった。証拠VTRなんかもちろんない。
突然襲ったシュールな出来事に面食らいながらも何とか食い下がろうと必死の知人に、
警官は「大人しくしてりゃ三ヶ月でチャラにしてやるから。」と、聞く耳持たずだったらしい。
話を聞き終わるや否や持ってた箸を折ってしまった。まさに「はしょる」である。知らんけど。
とにかく腹が立ったのは、公権力の前に民間人はなすすべもないという事実にではなく、
この一件のせいで今夜知人の作った水餃子が恐ろしく不味かったことにほかならない。

2005/07/15 (Fri) 14:14

東京生まれの僕と神戸出身の洗剤・ジョイ君との関係はかなり友好的なものとなった。
それこそ当初は「関東人おもろないねん」などと7歳の小童にボロカスいわれたりもしたが、
今では楽天家の反面マザコン気質の強いジョイ君を持ち上げる術もすっかり会得して、
皿洗いなら中日の荒木、井端ばりの連携プレーで家中の称賛を浴びるくらいお手の物だ。
なんとなればチンカスだらけの自分の部屋より台所の方が安住の地と呼ぶにはふさわしい。
それはそうと、数週間前から台所の机に置き去りにされたままの手紙をようやく手に取った。
差出人はとうに辞めた部活の後輩であった。止まっていた時計が今動き出した。
封を切ると「運営費かかるんすわ。援助せやこら」といった内容の文面が延々綴られており、
自分の名宛てで物が届くことなんて滅多にないせいか、この季節特有の浮き足立つ気分と
そいつを帳消しにする、面識ゼロの高二が用いる無表情な敬語を体よく暖炉に投げ込んだ。

2005/07/14 (Thu) 09:38

津嘉山正種さんが脳梗塞で舞台を降板した。軽症で退院も近いそうだ。
身内も最近脳の病にかかったので何か引っかかった。が、僕は彼をあまりよく知らない。
いや「つかやま・まさね」と読むことぐらいは知っている。俳優であるのは百も承知だ。
「踊る大捜査線」で室井の上司だった、といえばピンと来る方も多いのではないだろうか。
ちなみに僕が初めて津嘉山さんを知ったのはラジオだ。重低音の効いた渋い声だった。
NHK-FMのプライムタイムに放送されていた、「クロス・オーバー・イレブン」。
彼はいつも、ベッドタウンの住人達がおおよそ寝静まった頃合いを見計らって現れる。
そしてタラップを下りるパーサーのように颯爽と、優雅な語り口で物語の幕を開くのだ。

今日も一日が通り過ぎていきます
昼のあわただしさの中で忘れていた
人を愛する優しさ
人を信じるぬくもりを
そっとひろげてみます
夜空の星のきらめきとともに
それぞれの想いをのせて過ぎていく
このひととき
今日一日のエピローグ

クロスオーバー・イレブン


あるときは海外小説の一編を、またあるときは知人との他愛もない雑談を。
そんな風にも聞こえたが、実のところ彼が何を喋っていたのかはよく覚えていない。
五歳児が「土曜ワイド」で松尾嘉代と池波志乃と中島ゆたかの罵り合いを見たときのような、
結果1時頃まで眠れずテレ東をつけたら「三乳士」と名乗るイジリー岡田を見たときのような、
とにかく得も言われぬ大人の世界、AORに幾度となく僕はくらくらしたのである。
数年前の正月、お年玉目当てに訪ねた親戚宅で「声優の方がいい俳優」の話をした。
こういうとき、津嘉山さんは決まって若山弦蔵や石田太郎あたりと並んで常連組である。
メインじゃないけどエース。スラダンでたとえるなら大栄・土屋、常誠・御子柴のラインだ。
エリオット・ネス、ジム・ギャリソン、ワイアット・アープにロビン・フッド。
演じているのはいずれもケビン・コスナー。彼の声はどの役柄でも津嘉山さんがぴったりだ。
クリント・イーストウッドといえば野沢那智ではなく山田康雄と誰もが口を揃えるように、
ケビンの外見に生きた日本語を吹き込むことができるのは、彼をおいて他にいないからだ。
もちろん声だけが素晴らしいわけじゃない。
去年オンエアされた「ちょっと待って、神様」。このドラマでの津嘉山さんは最高だった。
不慮の事故で命を落とした妻が、現世をさまよいながらもやがて旅立ちの日を迎えたとき、
その魂が海の朝焼けとともに消えてなくなるのを見つめる夫の役が彼だった。号泣した。

松村達雄にエド・マクベインと、今年はやけに僕の好きな人ばかりが亡くなっている。
せつないけれど自然の摂理だ。カレー食ってうんこするのと同じくらい当たり前のことだ。
でも、津嘉山さんにはもうしばらく元気でいてもらいたいなあと願っています。

2005/07/13 (Wed) 06:08



モーヴァン・カラーのように僕も日常を俺色のサウンドトラックで塗り潰しています。
社会人一年と高一の兄弟を持つお向かいのお母さんが今日も今日とてマイクロミニです。
「まあお兄ちゃんいい体になって!」たまに顔を合わせると決まって優しく挨拶されます。
そんな透き通った声で耳糞盛り沢山な僕の鼓膜に何事か囁かれた日にはもうアレです。
豊丸のでもトレイシー・ローズのでもない、町でいちばんの名器を脳内スケッチします。
するとある日「新しい金融論」という本を図書館でぱらぱらめくっていて異物を見つけます。
誰かがおもむろに挟んでいったしおりと思い込んでいたものが「なか卯」の50円割引券です。
めたくそにくしゃくしゃなので一瞬500円かという下心が思わず瞳孔を広げ、鼻息を荒げます。
しかしやがて「卯」が「卵」と落書き、というか割引券自体すべて手書きなことに気付きます。
「館内はお静かに」という張り紙を破り捨てたい思いが重なるその前に実行に移します。
家では父が今週の「義経」を見逃した代わりに衛星放送の「死亡遊戯」を眺めていました。

2005/07/11 (Mon) 02:54

寝心地の悪いソファで惰眠を貪っていたら両足の裏から表までを蚊に刺されました。
恐らくいい血を持ったいい好色漢の判別がつくいい大淫婦であったと想像しています。
私のATOKは「蚊に食われる」を「果肉われる」と変換するなかなかによくできたやつで、
昨晩も実際蚊に食われた場所ではないどうでもいい部位をひたすら掻きむしりながら
ああ何故に蚊に食われると周囲のどうでもいいところばかり掻きむしりたくなるのだと
怒り心頭に発してまたぞろ非生産的な徒然草をディスプレイに打ち鳴らしていた次第、
「果肉われる」が目に飛び込んできた瞬間蚊に刺されのことなどすっかり忘れていました。
「果肉われる」はまさに無花果や石榴や桃の実がぱっくりといってしまう様を表しています。
その何とも扇情溢るる軽薄さで我々の心に訴えかけてくる言葉の裏側を覗き見る由もなく、
いっそ私の真に発情せらるるマドンナチッコーネ嬢もやった「裸でヒッチハイク」をかませば
「やあどうだいこのすくすく育った『穂先メンマやわらぎ』は!」とでも言いたげな勢いに
気圧されて蚊も二度と寄りつかなくなったかもと思うと寂しい反面、残念でなりません。

2005/07/08 (Fri) 19:15



なんかやるきでてきた。


2005/07/07 (Thu) 14:55

七夕の夜、東京はあいにくの空模様だそうだ。
おそらくは軋む雨雲のベッドで織姫と彦星が優しさを持ち寄るからに違いない。
車掌の追跡を鼻差で交わしつつ青春18きっぷの分際でグリーン車両に居座るやつ。
献血車で知り合った女子高生から成人式の翌日に三つ鯖読んでメアド教わるやつ。
全部僕だ。でも近からず遠からじっぽい傷を誰もが脛に抱えていると信じてやまない。
いつもはできもしないくせにと家の内と外から顰蹙を買うような反省や懺悔、
あと「僕もミッキー柳井みたくアクロバチックなテクニシャンになりたいです」とか
「あたしもアナベルチョンみたくギネスに載りたい!」みたいなことでも何だっていい。
願えば今日なら叶うかもしれない。愛は祈りだ。僕はINORAN。
関係ないけど「渡鬼」の再放送を一日四時間流すのはTBSにとって屁でもないらしい。
正直あれをファーストシーズンから一話も見逃したことがないというフリークスは、
お台場冒険王で「24」シーズンⅣの一挙上映会に参加する気狂いよりよっぽど神だ。
きっと付け焼き刃のテスト勉強じゃ当日どうにも体裁が整わないとばかりに
近所のお稲荷さんに手を合わせるような木偶の坊の百万倍は信心深い気がする。
まあ実際は「渡鬼」「24」どっちも好きだ。京唄子のカタルシス。沢田雅美のタナトス。
澤穂希と幸楽の加津ちゃん、加えてアパッチ賢は瓜二つならぬ瓜三つだと思う。

2005/07/06 (Wed) 16:27

一日が一週間あればいいのにというのはさすがに無茶な神頼みだが、
毎日が毎日あればいいのにという希望はお伺いを立てる前に聞き届けられている。
一日が半日しかないと私の一日は起きる間もなく寝て終わる。
となると当然たまの休日に千葉のホームセンターまで自家用車を飛ばし、
庭先に敷き詰める丸石やらご近所にお裾分けする腐葉土をせっせと買い込んだり
模様替え予定の台所にぴったりなリクライニングチェアを物色したりもできない。
リクライニングチェアで思い出したが、私は通販が苦手だ。
いや消耗品のシーツならともかく、リクライニングだけは通販で購入すべきではない。
真にリクライニングであるか否かという必要十分条件をろくすっぽ確かめもせず、
写真からでしか得られないインスピレーションでちょろまかしてしまうという安直さ。
もともとあの手の商品は縁側のサルスベリや泰山木に憧憬を抱くご老体や、
書斎でバグパイプを吹かす世帯主のためだけにあるのではないと私は思っている。
以前、日光へ一人旅に出たときも案内された部屋には木製の安楽椅子があった。
椅子は初対面の観光客でも皆主人と心得ているかのような佇まいで歓迎しており、
当時「駅弁」という単語にもう一つの意味があることを知ったばかりの私は
みしみしきいきいばちばちぐわらぐわらと、幾度となく体勢を組み換えながら
行為の最中軽く一息つくには実にもってこいだなあなどと目を細めたものである。

2005/07/05 (Tue) 03:12

今年の夏もおそらく赤道を跨ぐことはなかろうてと嘆息しながら、
自室のエアコンをドライ30度にして「兼高かおる世界の旅」のVHSを見る。
日本にいながらアブロード。芥川隆行を懐かしみつつふりだしにもどる。

2005/07/04 (Mon) 04:16

これまでの日記をつらつら読み返してみると
別のブログに書いてたのも含めてずいぶんと常識的な非常識を衒っては失敗、
衒っては失敗の繰り返しだったなあとヒリヒリしている今日この頃です。
つーかそもそも常識やら合理的な思考が入り込む余地自体、私の脳にはなくて
たとえば私が林檎を好き、林檎より蜜柑が好きで蜜柑より西瓜が好きなとき、
じゃ三つの中で一番好きなのは何と聞かれ笑顔でアポーと答える非合理な私と
蜜柑と答えたい欲望に理性が負けてしまう中くらいに非合理でヘタレな私と
純真白無垢の文金高島田で高橋幸宏の「ウォーターメロン」を歌い出す私。
一般人が抱える心模様はコーヒーの好みがおのおの違うように玉虫色なんだけど、
私の場合はブラック無糖、甘さ控えめ、マックスの三種類しか選択肢がありません。
でもまあ、カーボン紙の上に心許なく浮かび上がった己が字体と一緒で
四六時中斜に構えた心根には年嵩に合った添え木が必要なのだということは、
少なくともこれまでの日記には全然必要なかったのだと痛いほどよくわかりました。
で、結局何が言いたいのかというと
レイア姫救出もええけど選挙速報に夢中になるのも案外悪くないよということです。

2005/07/03 (Sun) 12:25

えらく涼しい過ごしやすい天気になったので、
パジャマ一枚羽織らず練習中の中田みたくパンツを片方の尻に食い込ませて
フランスパンを齧っているとふと今日が都議選の投票日だったことを思い出した。
そういえばたしかに今週は意味深な無言電話も多かったし
知人が普段から何の臆面もなく「しますた。」と話していることを知ったり
自転車の鍵が必要以上に錆びていたりもして心なしか浮き足立ってはいた。
別に自分の住む地域の立候補者との間にイデオロギー的な差異は見当たらないが
まあミルクティーを買わずにあえてレモンティーと特濃牛乳を混ぜ合わせるような、
サラリーを貰えば貯金も浪費もせず草臥れた三つボタンスーツの懐に忍ばせ続け
細君上司後輩から嫌疑醜悪の眼差しを向けられるような至極回りくどい生き方や
勿体ぶった物言いばかり好む私に対してしばしば誤解が生じるのはやむを得ない。
鍵盤右上の「Scroll Lock」を「School Rock」と見間違えるのは日常茶飯事、
先日も定職に就かない自分に発破をかけるべく「適職診断」を行ったところ、
去年同じテストを受けた際は非現実性芸術性が軒並み高かったはずなのに
今年は極めて慣習的企業的ですよといわれどれほど曖昧なのかと憤ったばかりだ。
しかしこの憤りというのも他人が誂えた適職診断というレールに乗る浅はかさより
むしろ度を超した被験者のフレキシビリティに臓物が煮えくり返ったのであった。

2005/07/01 (Fri) 17:28

とある企業の就職フォーラムに参加したときのことです。
受付で足軽から「よろしくっす。」と手渡されたノベルティを頬張りながら
業界人のどうにも自虐的な身の上話を耳の穴をほじほじしながら聞いていると
若いの4、5人が一昔前の東証よろしく諸手を挙げて身を乗り出しました。
どの質問も「二点、お聞かせいただきたいのですが。」という前フリつきの、
新卒の退職率やスペシャリスト専門の中途採用はどうなん的色気のなさで
私は日本脳炎を爆音で流して美しく潔いエゴイズムの坩堝と化す会場を想像、
もし間違えてステレオラブの「ミルキーウェイ」をかけてしまったとしても
今は亡きメアリー・ハンセンの歌声が参加者のありとあらゆる穴に侵入しては
「クリープショー」のゴキブリのごとく突き抜けていく様に涙を浮かべました。

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