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2005/05/11 (Wed) 01:08

ザ・フーばかり聴いてたらいいかげん飽きてしまいそうなので、
今日はラジカセからカーティス・メンフィールドを流しています。
彼の声はとてもエロティックです。ストリングスもやらしいです。
でも深夜にパンツの中をまさぐりたくなる感じというよりは、
射精後の気怠さや、そこはかとない温もりに包まれるのです。
僕はカーティスの人生について何にも知りません。
大好きなニック・ドレイクやエリオット・スミスの自殺についても
アルバムを通じて彼らのことを理解した気になるしかないけれど、
いい音楽がいい調味料になって、
日々少しずつ料理が上手くなればそれで十分だと思っています。

先週はオムレツを作りました。
カレーパンマンの顔みたいな形。甘い卵の味がしました。

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2005/05/10 (Tue) 04:07

ザ・フーからまた一ついいことを教わった。
ロジャー・ダルトリーは見てくれも歌い方も好きじゃない。
キースの遺作になった「フー・アー・ユー」のジャケ写を見ても
「何そのピーター・フランプトンみたいな髪型。死んじゃえ。」
と思う。すまんこロジャー。嘘が納豆チャーハンより嫌いなんだ。
でもデビュー三枚目のレコードに彼が刻んだ言葉は最高だ。

「I hope I die before I get old.」

脳味噌がアウトバーンして欄干から真下のブイに飛び降りた。
小学校のドッジボールほどの柔らかさと勘違いしていたせいで
ことさらいびつなブイに股間を強打したら口からあぶくを吐いた。
意識を失ってる意識だけはちゃんとあって、
川の濁流を飲みまくってるはずなのに喉が渇きまくった僕は
冷蔵庫から賞味期限切れの牛乳パックを30本ばかし見つけて
「ノメヌン!」とジーコの物真似をしながらシンクに流すと、
排水溝の奥底には羽虫や青カビや生ゴミが詰まっていたので
たぶん排水溝は僕の胃袋のメタファーだなと悟った。
二十代になって「年取った」と思うことは俄然増えてきたけど、
二十代になって「年取った」と思う前よりは死にたくなくない。
健康だからかもしれない。不健康になりたい。いや眠たい。

2005/05/07 (Sat) 17:34

金曜日、友人とプロ野球を見てきました。
かなりの雨降りでしたが、セ・パ交流戦初日ということもあって
横浜スタジアムはたくさんの観客でグラインドしていました。

僕の座席はレフトスタンド側でした。
真後ろにはどでかい照明があって、大粒の雨露が落ちてきます。
寒すぎてビールも買えずに横浜とロッテの応援を眺めながら、
僕は「同じ鳴り物でも手拍子はゴスペルでええな。」と思いつつ、
見様見真似で福浦やベニーの応援歌を絶唱してました。
まあ本当は頭の中で「フーズ・ネクスト」が無限ループしてて、
「ババ・オライリィ」と「バーゲン」がぐるぐる回ってたんだけど。
そして、関内のホームでボスのレインボーマウンテンを空けたり、
自宅で二本目のビールを飲みながら鍋を温めたりしているうちに、
自分が野球を好きとも嫌いとも思ってないことに気づきました。

去年は「名将」と謳われた(らしい)野村徹というすごい人に
フォロースルーからお辞儀の角度まで教えてもらってたので、
知り合いから草野球の試合に呼ばれればほいほい参加したし、
新聞もラテ欄より先に運動面を気にするようになってたのです。
でも、シーズンが終わってノムさんも監督を辞めてしまうと、
ミットもバットもどこかにバニシュされてしまいました。

しょせんその程度の「好き」やったんかな、と思います。
もちろん今でも「すぽると!」やBSの大リーグ中継を見れば
「一流」って呼ばれる人の細かいプレーにはえらく興奮するし、
ペナントの優勝が決まる瞬間なんか感動で泣きそうにもなります。
でもやっぱり今は応援に熱入れるより体脂肪燃やす方が大事だし、
スポーツ自体も優先順位に入らないくらいどうでもよくなってる。

半年ほど前ニューヨークに渡った後輩の話だと
生ヤンキース戦は「カツ上げされても感動する!」らしいけど、
MLBやNBAやNHLに無関心なアメリカ人だっておるんちゃうかな。
おってもおかしくない気がする。つーかおってほしい。
別に楽しみがあったらスポーツにこだわる必要なんてないと思う。
まあ、僕もあくまで2005年5月はこんなスタンスなのであって、
数年後には「三大欲求より野球!」とかほざいとるかもしれん。
実際、2時間かけて球場を行き来するのもちょっと面白かったし。
その間に好きなチームのメガホンやレプリカシャツを買ったり
近くのファンと一緒に喜んだり、怒ったり、歌ったり、叫んだり
一番搾りが近所の河内屋の倍以上してて臆病風に吹かれたり
缶から紙コップに移し替えてる売り子さんがけっこう可愛かったり
でも声がしずちゃんで、「生や。」と耳元で囁かれて口移しされたり
千円札もぎとられた直後に吐いた記憶も試合結果ごと忘れたり
家東京なのに千葉までよだれ垂らしまくりながら電車に揺られたり
あとから隣に座ってきた三十路手前のOLに右肘で小突かれたり
何やねんこいつしばいたろかと拳を握ったら実は幼なじみだったり
よく見たら子供二人も連れてて、「俺も頑張ろ。」って思ったり。
そんなことで笑顔になれる日の来ることを心から願っています。

嘘だけど。

2005/05/02 (Mon) 11:32

日曜にクソどうでもいい恋愛話を5時間近くも聞かされたせいで、
ゴールデンウィークどころか金メッキにも劣る一週間を過ごした。

そもそも飲み会の恋愛話と直木賞作家のエッセーは同じだと思う。
捉えようでは百均のダイエット本よりためになるかもしれないけど、
さんざっぱら人の相槌に首を縦に振ってたくせに
翌朝になればケロケロと忘れて同じ相手にまったく同じ話をしたり、
本を読んで寝枕を濡らすくらい感動したところで
結局「生き方見習わなくちゃ。」的なセリフを毎年口にしてるからだ。
僕の堪え性なんてフル充電でたかだか10分も持たないから、
その日も一人の女の子が
「実は前みんなに話してた彼なんだけどさ、もう別れちった。」
と、ご自慢のキューティクルをいじくりながら切り出してきたので、
そらきたと反芻していたお通しの湯葉を顔面に吹き出してしまった。

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