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2005/04/16 (Sat) 12:57

授業中、教室の最前列で一人の男子学生が
「今日講義一発目だけどたぶんもういかねー」だの
「ったくこの糞テキスト古本屋で売ってねーの」だのとこぼしていた。
青年の気持ちはわからんでもなかったが、
教授に垂れる愚痴じゃないことに気付かない時点でヘタレ確定で、
しかも噛み終えたガムを僕の肩先になすりつけて
「じゃあ、そろそろ板書を写してあげましょうか」というと、
写すどころかものの5分で寝息を立て始めやがった。

僕も寝不足でいい感じに虫の居所が悪かったから、
まずそいつが枕代わりにしていたGREGORYのリュックを
洋食屋のテーブルクロスみたく一気に引き抜いて下顎を強打させ、
周囲からかき集めたミニ六法の塊を眉間に投げつけた。
次に「何が何やら」とでもいいたげな顔を長机に何度もたたきつけ、
烏賊墨で溶いた食紅のごとき血の海と化した卓上で
鞄からだらしなくはみだしているiPodの白いコード線を
ガムで絶縁させてから手元のシャーペンで三つ又に切り裂き、
今度はそのシャーペンを頚動脈をわずかに外れた位置で突き刺し、
替え芯を首筋にねじりこませると同時に二本の足をつかみ、
仕上げに教壇目がけてジャイアントスイングしてやったのだった。

「手塩にかけて育てたもやしが冬の風雪や夏の猛暑を知らなくても
農家と美食家以外の口に入れば『たかがもやし』で済むだろうけど、
受動と能動が逆転しても顔色一つ変えないことが理想の僕にとって
『じゃあ、そろそろ板書を写してあげましょうか』などと抜かす貴様は
人のセックスを笑えても自分のオナニーをオカズにされたくないとか
人殺しといて『僕は死にましぇん!』みたいな泣き落としにかかるとか
草むらで燻ってる犬の糞に混じった消化不良気味のもやしと一緒だ」

そうやって彼を想像の中で嬲り罵り嘲り倒した僕は
五月病患者への第一歩を軽やかに踏み出したのでした。

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